生産管理システム導入で最も時間がかかるマスタ登録の進め方【Prevision】
生産管理システムの導入において、担当者が最も「思ったより時間がかかった」と感じるのがマスタ登録です。Previsionの導入経験から、マスタ登録を効率的に進めるための手順と注意点を解説します。スケジュールに十分な余裕を持つことが導入成功の重要なポイントです。
なぜマスタ登録はこんなに時間がかかるのか
マスタ登録とは、システムが正しく動作するために必要な基本データ(品目・得意先・仕入先・工程・マシン・社員など)をシステムに登録する作業です。これらのデータは既存のExcelや紙の台帳から転記するか、新規に作成して登録する必要があります。
マスタ登録に時間がかかる主な理由
①登録すべきデータ量が想定より多い(品目数が数百〜数千件になるケースも)
②既存データが整理されておらず、クリーニング作業が必要になる
③部門間でデータの表記が統一されておらず、確認・調整が必要になる
④マスタ登録専任の担当者がおらず、通常業務と並行して作業するため進捗が遅れる
登録が必要な主なマスタの種類と担当部門
| マスタ種別 | 主な登録内容 | 担当部門の目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 品目マスタ | 品番・品名・単位・標準単価・部品区分など | 営業事務・資材調達 | ★★★(最も工数大) |
| 得意先マスタ | 得意先コード・名称・住所・担当者・支払条件など | 営業事務責任者 | ★★ |
| 仕入先マスタ | 仕入先コード・名称・住所・担当者・支払条件など | 資材調達責任者 | ★★ |
| 工程マスタ | 工程コード・工程名・標準作業時間・担当マシン・担当部門など | 生産管理責任者 | ★★★ |
| マシンマスタ | マシンコード・名称・稼働時間・能力など | 生産管理・製造現場責任者 | ★★ |
| 社員マスタ | 社員コード・氏名・所属・時間単価など | PL・経営責任者 | ★ |
| 部品表(BOM) | 製品を構成する部品の構成情報(組立業の場合) | 設計・生産管理責任者 | ★★★(Excelから取込可) |
マスタ登録を効率的に進める5つのポイント
マスタ登録を効率的に進めるポイント
- マスタ登録専任の担当者をアサインする:通常業務と並行では進捗が遅れやすい。1〜2名の専任担当を確保する
- 既存データのクリーニングを先に行う:ExcelやAccessのデータを整理・統一表記にしてからシステムに登録する
- 優先順位をつけて登録を進める:頻繁に使う品目・得意先・工程から登録し、使用頻度の低いものは後回しにする
- Excelからのダイレクト取込を活用する:PrevisionはExcel部品表をCSV変換なしに直接取込できるため、品目マスタの登録工数を大幅に削減できる
- スケジュールに余裕を持たせる:マスタ登録は想定の1.5〜2倍の時間がかかると見込んでおく
マスタ登録でよくあるトラブルと対処法
| よくあるトラブル | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 品目コードの体系が決まっていない | 既存管理が担当者任せで統一されていない | コード体系を先に設計してからデータ登録を開始する |
| 工程の標準時間が分からない | 作業実績を記録していない工場では把握困難 | おおよその目安時間で登録して運用しながら実績値に修正する |
| 登録データに誤りがあり修正が大変 | 急いで登録したため確認不足 | 登録後に担当部門の責任者に確認してもらう確認フローを設ける |
| 登録が途中で止まってしまう | 担当者の通常業務が繁忙期になる | マスタ登録の開始時期を繁忙期を避けてスケジュールを立てる |
まとめ|マスタ登録の準備こそが導入成功の基盤
マスタ登録は地味な作業に見えますが、ここが不完全なままでは本稼働後もシステムが正しく動作しません。専任担当者のアサイン・既存データのクリーニング・十分なスケジュール確保の3点を必ず実践してください。Previsionではマスタ登録の支援ツールとサポート体制を用意しています。まずは資料請求からご検討ください。
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