サクスマ導入の流れ STEP4

サクスマ導入STEP4|プロジェクトリーダーの選任と3日間の教育

中小製造業の現場改善コラム|サクスマ導入ガイド

発注が決まったら、いよいよ導入準備です。サクスマ導入の成否を大きく左右するのが、プロジェクトリーダーの選任と教育です。本記事では、リーダーに適した人材の条件と、3日間ほどの教育で習得する内容を解説します。


1. なぜプロジェクトリーダーが必要なのか

工程管理システムの導入は、誰か1人が責任を持って引っ張らないと、途中で止まってしまいがちです。そこで重要になるのがプロジェクトリーダーの選任です。

1-1. 導入の旗振り役が必要

マスタの登録、現場への説明、運用ルールの整備など、導入には多くの作業があります。これらをまとめる旗振り役がいないと、作業が宙に浮いてしまいます。

1-2. 運用開始後の相談窓口になる

稼働後も、現場からの質問やトラブルに対応する社内の窓口が必要です。リーダーがその役割を担うことで、運用が安定します。


2. リーダーに適した人材の条件

プロジェクトリーダーは、役職の高さではなく、次のような条件で選ぶことをおすすめします。

プロジェクトリーダーに向いている人
  • 現場の工程と業務の流れを理解している
  • 現場の作業者とも管理部門ともコミュニケーションが取れる
  • 新しい仕組みに前向きに取り組める
  • 導入期間中、ある程度の時間を確保できる
  • 運用開始後も継続して関われる

特に大切なのは、現場と管理部門の橋渡しができることです。どちらか一方に偏った人選だと、もう一方の意見が反映されにくくなります。

リーダーは1人に絞らず、サブリーダーを置いて2人体制にすると、急な不在時にも対応でき、属人化も防げます。

3. 3日間の教育で習得する内容

プロジェクトリーダーが選任されたら、サクスマの操作教育を受けます。教育期間は3日間ほどが目安です。この期間で、システムを使いこなすための基礎をひととおり習得します。

3日間の教育で身につける主な内容
  1. 基本操作:マスタ登録、画面の見方、データの入力
  2. ガントチャートの操作:工程の登録、進捗の確認、表示の切り替え
  3. 計画変更のやり方:受注の追加や納期変更への対応
  4. 負荷調整のやり方:設備・担当者の負荷を見て平準化する操作
  5. 実績収集の運用:スマホでの作業実績入力の流れ

3日間という期間は、詰め込みすぎず、かつ実務に必要なことをひととおりカバーできる長さです。教育を受けたリーダーが、後に社内へ展開する役割を担います。


4. 計画変更・負荷調整の習得が重要な理由

3日間の教育の中でも、特に重点を置きたいのが計画変更と負荷調整のやり方です。

4-1. 製造現場は計画変更の連続

飛び込みの受注、納期の前倒し、設備の不調など、製造現場では計画の変更が日常的に発生します。この変更にすばやく対応できるかどうかが、システムを使いこなせるかの分かれ目です。

4-2. 負荷調整が納期遵守を支える

特定の設備や担当者に負荷が偏ると、納期遅延の原因になります。負荷を見ながら調整する操作を習得しておくことで、納期遵守率の向上につながります。

4-3. リーダーが習得すれば現場が安定する

計画変更と負荷調整をリーダーが確実に操作できれば、現場で何か起きても落ち着いて対応できます。これが運用全体の安定につながります。


5. 教育を社内に展開する

リーダーが教育を受けたら、その知識を社内に広げていきます。

5-1. 管理者向けと作業者向けを分ける

管理者には計画変更や負荷調整を、現場の作業者にはスマホでの実績入力を、というように役割に応じて教える内容を分けます。全員に全機能を教える必要はありません。

5-2. 簡単な手順メモを用意する

作業者が迷ったときにすぐ確認できる、簡単な操作手順のメモを用意しておくと安心です。

5-3. 質問しやすい雰囲気をつくる

「分からないことは気軽にリーダーに聞ける」という雰囲気をつくることが、定着を早めます。


まとめ|リーダーと教育が導入の鍵

サクスマ導入を成功させるには、現場と管理部門の橋渡しができるプロジェクトリーダーを選び、3日間ほどの教育で計画変更・負荷調整を含む操作を習得することが鍵になります。

教育のご相談は、インプローブまでお気軽にお問い合わせください。最後のSTEP5では、現場での実績収集トライアルと本稼働について解説します。

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