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生産管理 / 製番管理

生産管理システムで製番管理とは

受注生産の工場で生産管理システムを検討すると、必ず出てくるのが「製番管理」という言葉です。製番管理は受注生産・個別受注生産の現場に欠かせない管理方式ですが、その意味や仕組みを正確に理解している方は意外と多くありません。本コラムでは、製番管理とは何か、どんなメリットがあるのか、Previsionでどう実現できるのかを分かりやすく解説します。

製番管理とは何か

製番管理(せいばんかんり)とは、受注した製品(または製造オーダー)ごとに「製造番号(製番)」という固有の番号を割り当て、その製番を軸にして部品の手配・工程・原価・進捗などすべての情報を紐づけて管理する方式です。

「製番」は製造番号の略で、英語では Manufacturing Order Number などと呼ばれます。受注生産の工場では、得意先から受注した1件1件が異なる仕様を持つため、「この部品はどの注文のために手配したのか」「この作業はどの製品のための作業なのか」を明確にする必要があります。製番はその紐づけの基準になる番号です。

製番管理のイメージ

受注No.2026-001(A社向け制御盤)という製番を発番 → この製番に対して必要な部品の発注・在庫引当・作業指示・原価集計をすべて紐づける → 製番単位で「いくらかかったか」「どこまで進んだか」が一目で分かる

製番管理が必要になる工場とは

製番管理は、特に以下のような生産形態の工場で必要とされます。

生産形態特徴製番管理の必要性
個別受注生産受注ごとに仕様が異なる(一品一様)非常に高い
受注組立生産受注を受けてから部品手配・組立高い
多品種少量生産多くの品種を少量ずつ製造高い
繰り返し生産同じ製品を繰り返し製造低い(ロット管理が主)
大量見込み生産需要予測に基づく大量生産低い(MRP方式が主)

制御盤・産業機械・装置などの組立業や、図面に基づいて加工する部品加工業では、製番管理が生産管理の土台になります。

製番管理のメリット

製番管理を導入することで、受注生産の工場には次のようなメリットがあります。

製番管理の主なメリット
  1. 製番別の個別原価が把握できる:注文ごとに材料費・外注費・工数を集計し、製品単位の粗利が分かる
  2. 部品の手配が紐づく:「どの注文のための部品か」が明確になり、手配漏れ・流用ミスを防げる
  3. 進捗が製番単位で見える:どの注文がどこまで進んでいるかを正確に把握できる
  4. 赤字案件を早期に発見できる:製番ごとの原価をリアルタイムで追跡し、完了前に対処できる
  5. 得意先への対応が正確になる:製番から進捗・納期・原価を即座に回答できる

製番管理とMRP方式の違い

生産管理の方式には、製番管理のほかにMRP(資材所要量計算)方式があります。両者は対象とする生産形態が異なります。

項目製番管理方式MRP方式
向いている生産形態個別受注生産・多品種少量見込み生産・繰り返し生産
部品の手配単位製番(注文)ごとに手配需要予測に基づき一括手配
在庫の考え方製番に引き当てた在庫共通在庫から引き落とし
原価管理製番別の個別原価標準原価・差異分析
適した業種組立業・部品加工業(受注生産)量産部品メーカー等
受注生産にはMRPより製番管理

受注生産の工場に、見込み生産向けのMRP方式のシステムを導入すると、業務に合わず使いこなせないケースが多くあります。注文ごとに仕様が変わる受注生産では、製番管理を軸にしたシステムを選ぶことが重要です。

製番管理でよくある課題

Excelや紙で製番管理をしようとすると、次のような課題が発生します。

課題具体的な内容
部品手配の紐づけが煩雑製番ごとに部品表を作り直し・手配リストを手作業で作成
製番別原価の集計に時間がかかる発注・仕入・工数データを別々に集めて手集計(月末2〜3日)
在庫の引当状況が見えないある製番に引き当てた在庫を別の製番で使ってしまう欠品事故
進捗が製番単位で追えないどの注文が遅れているか把握が困難

Previsionの製番管理

Previsionは製番管理を中核に設計された受注生産専門の生産管理システムです。受注入力と同時に製番を発番し、その製番を軸に部品手配・在庫引当・工程・原価をすべて自動で紐づけます。

Previsionの製番管理でできること
  1. 受注入力で製番を自動発番:採番ルールを自社仕様に設定可能
  2. 製番別の部品展開・手配:Excel部品表をダイレクト取込し、製番に紐づけて発注リストを自動生成
  3. 製番内在庫引当:有効在庫・引当残をリアルタイム把握し、流用ミスを防止
  4. 製番別個別原価のリアルタイム集計:材料費・外注費・工数を製番に紐づけて自動集計
  5. 製番単位の進捗管理:どの注文がどこまで進んでいるかを一目で確認

まとめ|受注生産の管理は製番管理が土台

製番管理とは、受注した製品ごとに固有の製番を割り当て、部品手配・工程・原価・進捗をすべて紐づけて管理する方式です。受注生産・個別受注生産・多品種少量生産の工場では、製番管理が生産管理の土台になります。

Previsionは製番管理を中核に設計されているため、受注生産工場の業務にぴったり適合します。1ヶ月無料貸出サービスで、実際の自社業務で製番管理がどう変わるかをお試しいただけます。資料請求・デモのご依頼はお気軽にお問い合わせください。

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