案件別・工程別・担当者別|3視点ガントチャートと階層表示で大日程計画を見る
大日程計画は、見る人によって必要な切り口が変わります。営業は案件の進み具合を、製造は工程の混み具合を、現場リーダーは自分のメンバーの割り振りを見たい。本コラムでは、同じ1つの計画を3つの視点で切り替えて見るという考え方と、ユニット・サブユニット単位で折りたためる階層表示、時間単位での担当者割付について解説します。
同じ計画を3つの視点で見る
Excelで大日程計画を運用していると、案件別・工程別・担当者別でシートを分けることになりがちです。しかし本来これらは別々の計画ではなく、1つの計画を違う角度から見たものにすぎません。
データを1つに保ったまま表示の軸だけを切り替えられれば、転記も更新漏れも発生しません。サクスマの3視点ガントチャートは、この考え方をそのまま形にした機能です。
| 視点 | 縦軸 | 主に見る人 | 分かること |
|---|---|---|---|
| 案件別 | 案件(製番) | 営業・管理者 | 案件ごとの進捗と納期の余裕 |
| 工程別 | 工程・設備 | 製造・工程管理 | どの工程がいつ混むか |
| 担当者別 | 担当者 | 現場リーダー | 誰にいつ仕事が集中しているか |
視点① 案件別|進捗と納期を見る
案件別の視点では、1件の装置・工事が着手から納入までどこまで進んでいるかを横一列で確認します。設計・部材手配・製作・組立・調整・出荷といった工程が帯で並び、実績が入るほど帯が埋まっていきます。
納期に対して遅れが出ている案件は色で判別できるため、「どの案件が危ないか」を朝の打ち合わせで即座に共有できます。営業からの「あの件どうなってる?」に、計画担当が調べ直さなくても答えられるようになります。
視点② 工程別|負荷の山と谷を見る
工程別の視点は、同じ工程に複数案件が重なっていないかを見るためのものです。案件別に見ていると気づけない「来月第2週に組立が3件重なる」といった山が、縦に並べた瞬間に見えるようになります。
- 山ができている週を見つけて、前倒し・後ろ倒しで平準化する
- どうしても収まらない分を外注・応援に回す判断材料にする
- 谷になっている期間に、新しい案件を差し込めるかを判断する
視点③ 担当者別|仕事の割り振りを見る
担当者別の視点では、誰にいつ仕事が入っているかを1画面で確認します。特定のベテランに作業が集中していないか、逆に手が空いている人がいないかが一目で分かります。
現場リーダーがこの画面を見ながら割り振りを調整すれば、そのまま案件別・工程別の視点にも反映されます。3つのシートを直す必要はありません。
階層表示|全体・ユニット・サブユニットを折りたたむ
機械装置は、1台の装置が複数のユニットに分かれ、さらにサブユニットへ分かれる構造になっています。工程まで全部展開すると1案件で数十行になり、全体像が見えなくなります。
サクスマでは、この構造を折りたたんで見ることも、工程ごとに行を展開して見ることもできます。
| 表示 | 見え方 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 全体(折りたたみ) | 案件1件が1行 | 全案件の納期を俯瞰する |
| ユニット展開 | ユニット単位で行が分かれる | 装置内のどこが遅れているか見る |
| サブユニット展開 | さらに細分化 | 詳細の組立順を確認する |
| 工程展開 | 工程ごとに1行 | 現場への指示・実績確認 |
時間単位の担当者割付
工程管理ツールの中には、担当者の割り付けが1日単位までしかできないものがあります。しかし実際の現場では「午前は調整、午後は別案件の組立」という動き方が普通です。
1日単位でしか割り付けられないと、半日で終わる作業も1日分の負荷として積み上がり、実際より忙しく見える計画ができあがります。結果として、入れられるはずの案件を断ってしまうことにもなりかねません。
サクスマは時間単位での担当者割付に対応しているため、午前・午後で分けた現実的な計画が立てられます。負荷の山積みも実態に近い精度で確認できます。
まとめ
3視点ガントチャートと階層表示は、「1つの計画を、見たい人が見たい形で見る」ための仕組みです。Excelでシートを作り分けていた作業がそのまま不要になり、更新漏れによる食い違いもなくなります。
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現場の運用に合うかどうか、状況をお聞きしながらご案内します。
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